- LP
Scritti Politti
Songs To Remember
Rough Trade
- Cat No.: RT0565LP
- 2026-04-10
ウェールズ出身、ポストパンク期の新しい波に登場し、SCRITTI POLITTIの創設者としてROUGH TRADEからデビューしたフロントマンGreen Gartsideが、NOWAVE~DISCOのミックスカルチャーから産まれたZE Recordsにも合流していたニューヨークのキーボディストDavid Gamsonと、Bill LaswellのMaterialに参加していたドラマーでプロデューサーのFred Maherと出会い、合流し制作した'85年のVIRGINからの2ND「Cupid & Psyche 85」。80s UKの名盤として長く語り継がれるマスターピースで、当時のUSの先端シンセサイザー・サウンドやスタジオワーク(83年にはお蔵入りになってしまったがナイル・ロジャー ...もっと読む (サイトウ)ス、プロデュースで曲を制作していた)と、ニューウェイヴ、インテリジェンスなサウンドプロダクションが出会ったプロダクションは今なおフレッシュ。レゲエをベースにした冒頭の「The Word Girl」筆頭にシンセポップ、エレクトロとしての魅力尽きない9曲。当時のLP再現したインナースリーヴのアートワークに、Green Gartside、David Gamsonが各曲にコメントしたインサートシート、そして"Cupid & Psyche 85"の文字がゴールドのエンボス仕様になったジャケット。インディペンデント・レーベル名門ROUGH TRADEがアナログ再発です。 (サイトウ)
Track List
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〈Rough Trade Records〉は、スクリッティ・ポリッティのデビュー・アルバムにして名盤『Songs To Remember』のリマスター再発盤をリリース。英国で高く評価され、影響力を誇るバンドによるデビュー作『Songs To Remember』は、スクリッティ・ポリッティの原点へと立ち返る作品だ。70年代後半、ロンドン・カムデンのDIYインディー・シーンから登場し、後に実際にコラボレーションすることになるマイルス・デイヴィスにも比肩する音楽的ヴィジョンを掲げていた、グリーン・ガートサイド率いるこのグループは、本作によって80年代初頭を代表する真の革新者としての地位を確立した。哲学的思索と芽吹きつつあったポップ感覚を独自に融合させたそのサウンドは、唯一無二のものだった。1982 ...もっと読む年のリリース当時、NMEから「機知に富み、独創的」と評された本作は、その後も時代を画した名盤として確固たる評価を築いている。今回の再発にあたり、音源はアレックス・ウォートンがAbbey Road Studiosにてフル・リマスターを担当。グリーン・ガートサイド本人の監修のもと、待望のヴァイナル再プレスも実現した。
1982年9月、カタログ番号ROUGH20として初リリースされた本作は、UKアルバム・チャートで最高12位を記録し、「The Sweetest Girl」「Faithless」「Jacques Derrida」などの名曲を収録。本作はデジタルおよびCDフォーマットでリリースされるほか、オリジナルの1982年盤に準拠した仕様で、ついにヴァイナルでも再び入手可能となる。今回発売されるフォーマットはエンボス加工のスリーヴ仕様となり、ジャケット前面の角には蜂のピクトグラムがあしらわれる。
当時〈Rough Trade Records〉のアーティストだったマーク・E・スミスが、かつて私にこう言ったことがある。"スクリッティ・ポリッティは、ロック音楽の中でも最高のリズム・セクションを持っている”と。彼はグリーン・ガートサイドの名前には触れなかったから、彼をどう評価していたのかは分からない。ただ、〈Rough Trade Records〉にいた私たちは皆、グリーンの蜜のように甘いヴォーカルと、彼の見事なリリック・ライティングにすっかり魅了されていた。あの頃は本当に熱気に満ちた時代で、〈Rough Trade Records〉に次々と集まってくる才能の多さに、ただただ圧倒されていた。その中でも、とりわけ際立っていたのがグリーンだ。彼は、完成されたポップ・ミュージックのあり方に、知性を武器に真正面から挑んでいた存在だった。世界にフル・アルバムを送り出すということ自体が、まだ私たちにとって比較的新鮮な経験だった時代に、『Songs To Remember』をとても誇りに思っていたことを、今でもよく覚えている。
- ジェフ・トラヴィス(Rough Trade Records)
このアルバムは、長らく隔てられてきたふたつの領域--ポップと哲学--のあいだに橋を架けた作品として、音楽史上もっとも重要な一枚のひとつと見なされるべきだ。
- Pop Matters
デリダやデジタル・ダンスホールのような高度で理論的な要素を、ポップというフォーマットに大胆に組み込んでみせる……ラヴァーズ・ロックとフランス哲学的な知性が、これほど見事に融合した例はほとんどない。
- MOJO
デビュー当初からのスクリッティ・ポリッティらしさ--ヴォコーダーとゴスペルといった意外な融合、揺れるように美しいメロディ、軽やかなユーモア、そして豊かな発想...本作は1982年当時と変わらず、驚くほど時代を感じさせない響きを保っている。『Songs to Remember』は、その名のとおり記憶に残る、完成度の高い一枚だ。
- Q Magazine
(グリーン・)ガートサイドはいまなお、英国ロック界でも屈指の美しい声を持っている。
- The Times
グリーン・ガートサイドのようなポップ・スターはもう現れない。
- NME